目次
1. 電波の性質
2. 電気磁気
3. 電気回路
4. 高周波回路
5. 半導体及び電子管
6. 電子回路
7. 通信方式
8. 多元接続方式
9. 無線通信装置
10.中継方式
11.レーダー
12.空中線系
13.電波伝搬
14.混信等
15.干渉
16.電源
17.測定
18.点検及び保守
2. 電気磁気
3. 電気回路
4. 高周波回路
5. 半導体及び電子管
6. 電子回路
7. 通信方式
8. 多元接続方式
9. 無線通信装置
10.中継方式
11.レーダー
12.空中線系
13.電波伝搬
14.混信等
15.干渉
16.電源
17.測定
18.点検及び保守
1.電波の性質
1.2 基本性質
電波が真空中を伝わる速度は、真空の誘電率を\( \varepsilon_0 \)、真空中の透磁率を\( \mu_0 \)とすると、\(c=\) \(\frac{1}{\sqrt{\varepsilon_0 \mu_0}}\)
\(=\) \(3\)\(\times 10\) \(^{8}\) \( [\mathrm{m/s}] \)
真空の誘電率は、
\(\varepsilon_0=\) \(8.854\)\(\times 10\) \(^{-12}\)\([\)\(\mathrm{F/m}\)\(]\)
真空の透磁率は、
\(\mu_0=\) \(4 \pi \)\(\times 10\) \(^{-7}\)\([\)\(\mathrm{N/A^{2}}\)\(]\)
1.4 真空の固有インピーダンス
電界\(E\)の単位は、[\(\mathrm{V/m}\)]磁界\(H\)の単位は、[\(\mathrm{A/m}\)]
真空の固有インピーダンス(自由空間の特性インピーダンス)は、
\(\frac{E}{H}\)\(=\) \(\sqrt{\frac{\mu_0}{\varepsilon_0}}\)\(=\) \(120 \pi\)\(\fallingdotseq\) \(377\)\(\mathrm{[\Omega]}\)
1.5 電波により運ばれるエネルギー
電波の電界エネルギー密度\(W_E\)と磁界エネルギー密度\(W_H\)は、\(W_E = \) \(\frac{1}{2} \varepsilon_0 E^2\)
\(W_H = \) \(\frac{1}{2} \mu_0 H^2\)
\(W_E\)と\(W_H\)との関係は、
\(W_E = W_H\)
電磁波が単位面積を単位時間に通過する電磁エネルギー\(S\)は、 電力密度または 電力束密度とも呼ばれ、
\(S=\) \((W_E + W_H) \times c \)
\(= (\frac{1}{2} \varepsilon_0 E^2 + \frac{1}{2} \mu_0 H^2) \times \frac{1}{\sqrt{\varepsilon_0 \mu_0}} \)
\(=\) \(\boldsymbol{E} \times \boldsymbol{H}\) [\(\mathrm{W/m^2}\)]
電磁エネルギーは電界\(E\)と磁界\(H\)の外積で定義され、これをポインティングベクトルという。
1.6 波長と周波数
市町村デジタル同報通信システムで用いられている60[MHz]の波長は5[m]。地上デジタルテレビ放送で用いられている600[MHz]の波長は0.5[m]。
2.電気磁気
2.1 電界の基本法則
2.1.2 静電界
静止している二つの点電荷\(Q_1 \mathrm{[C]}\)、\(Q_2 \mathrm{[C]}\)の間に作用する力(静電力)\(F\)の大きさは、両電荷間の距離を\(r \mathrm{[m]}\)とすると、\(F = \) \(k \frac{Q_1 Q_2}{r^2}\) \(\mathrm{[N]}\)
2.1.3 静電容量とコンデンサ
導体板に蓄えられた電荷を\(Q \mathrm{[C]} \)、生じた電位差を\(V \mathrm{[V]} \)、比例定数を\( C \mathrm{[F]} \)とすると、\( Q = CV \) の関係が成立する。
面積\( S \mathrm{[m^2]} \)の平行板コンデンサの静電容量\( C \)は、金属板間の距離を\( d \mathrm{[m]} \)、誘電体の誘電率を\( \varepsilon \mathrm{[F/m]} \)とすると、
\( C = \) \( \frac{ \varepsilon S} {d} \) \( \mathrm{[F]} \)
静電容量がそれぞれ\( C_1 \mathrm{[F]} \)、\( C_2 \mathrm{[F]} \)、\( C_3 \mathrm{[F]} \)のコンデンサを並列接続したときの合成静電容量\( C_0 \mathrm{[F]} \)は、
\( C_0 = \) \( C_1 + C_2 + C_3 \) \( \mathrm{[F]} \)
静電容量がそれぞれ\( C_1 \mathrm{[F]} \)、\( C_2 \mathrm{[F]} \)、\( C_3 \mathrm{[F]} \)のコンデンサを直列接続したときの合成静電容量\( C_0 \mathrm{[F]} \)は、
\( C_0 = \) \( \frac{1} {\frac{1}{C_1} + \frac{1}{C_2} + \frac{1}{C_3}} \) \( \mathrm{[F]} \)
2.2.1 磁石
2つの磁極間にはたらく力\(F\)は、磁極の強さを\( m_1 \mathrm{[Wb]} \)、\( m_2 \mathrm{[Wb]} \)、相互の距離を\( r \mathrm{[m]} \)とすると、\( F = \) \(k \frac{m_1 m_2}{r^2} \) \( \mathrm{[N]} \)
磁界に単位強さのN極(1[Wb])を置いたとき、これにはたらく力の大きさが磁界の強さ\(H\)であり、単位は \( \mathrm{[A/m]} \)である。
3.4.1 高周波における回路素子
コイルの良さは、コイルのリアクタンス\(\omega L\)と、その実効抵抗\(R_e\)との比によってあらわされ、\( Q = \) \( \frac{\omega L}{R_e} \)